第1章 起業を思いついたら
何でもいいから最初の一歩を踏み出す。
「考える」ことは多くの人が嫌がる仕事。
ビジネスを思いついたら、まずは小さくやってみよう。
動き出せばアイデアがビジネスに育っていく。
成功者に共通して言えることは、
「とにかく何か一歩踏み出してみた」ということだけ。
「セミナー・ワークショップに行く=出会いがあるかも」
「事業計画書を誰に見てもらう=方向性が固まるかも」
行動すると、着実に夢に一歩近づく。
夢はなくてもいい。
「夢は?」と考えるよりも「やりたいことは?」と考えよう。
「目の前のことをやるだけです」とかっこよく答えてもよし。
リスクを取らずにスタートしよう。
「リスクを取る」=「損害を被る」ではない。
勇気や自信を他人と比べても仕方ない。
自分のペースで着実に進もう。
ちょっとずつマインドを鍛え、ちょっとずつ商品を考え、ちょっとずつ人脈を築き、
ちょっとずつビジネスが形になっていく。
時間がかかっているように見えて、心の成長のプロセスにおいては、
それが最短距離である。
世の中に求められているかは気にしない。
起業家の成功要因の一番は「市場」ではなく「自分の熱意」
男性向けの料理教室を作りたい。市場がない。
ではなく、
ホワイトデーは男性が料理を作る日という文化を作りあげる!ぐらいの勢いで。
ビジネスモデルは後から考える
喜んでくれる人がいる限り、なんでもビジネスになる。
野球だって昔はこんな産業になるとはだれも思っていなかったであろう。
最初はお金になるかどうかは気にせず、価値を磨くことに集中する。
あなたが役立ちたい人に、役立てることを徹底的にしていく。
商品の感想をヒアリングしてもいいし、改良のアイデアを募ってもいい
テストの繰り返し。
リスクを最小限に抑えることは前提とし、価値を磨くことを優先し、
お金にする方法は走りながら考えていく。
価値を提供していくとお客様も集まる。手伝ってくれる共感者も現れる。
その中に、ビジネスモデルを考えるのが得意な人も出てくる。
ああでもない、こうでもないと議論が生まれる。
価値があって人さえ集まれば、そのうちお金にする方法は見つかるものである。