第2章 起業までの準備 ②
今の仕事を8割の時間で終わらせる
私は金融機関で働いていたことがある。
この仕事の一番の特徴は、「常に時間に追われる」ということであった。
おかげで、何時までにこれを終わらせる!という仕事の仕方が
がっちりと身についた。
たとえば習い事を始めたとする。
それまで1時間くらいの残業時間なら当たり前と思って仕事をしていたが、
習い事の日となるとそうはいかない。
会社を出る時間を目がけて仕事の段取りを工夫し、
必ず習い事に間に合うように終わらせることができるようになる。
金融機関以外の会社に勤めたとき、
時間の使い方があまりに非効率的で驚いたことがある。
というより、ほとんどが非効率的な仕事をしている会社だった。
「早く終わらせよう」
その意識だけで、時間が増える。
また、無駄な仕事をしないようにする意識も大事である。
私は特に、“尽くしタイプ”なので気を付けなくてはならない(笑)
上司がそこまで求めていないのに…というところまで調べ物をしてしまったりする。
今回、友人の子どもの家庭教師をやることになったときも
子どもの能力を母親である友人から聞いただけで勝手に判断をし、
事前準備に時間を費やした。
しかし実際に教えてみると、ほぼ不要だった・・・ということが起きてしまった。
いや。
実は準備をしていた時に、ほんの少しこうなることも予想できていた。
なのになんでやるんだ~~!
ここが“勉強好き”が災いしてしまう部分である。
やり始めると楽しくて止まらなくなってしまう。。。
こういうのを自己満足というのですね。
自分で仕事をするとなると、そこはしっかりと律していかなくてはならない。
「相手がどこまでの仕事を求めているか」
ここに意識をフォーカスすると、
8割の労力で仕事ができるようになる。
ん~、書きながら心に響いた~~(笑)